統合失調症の弟

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前回、東京へ行って弟と話をした中で
一般的な精神科治療の現実の話をしてみました。
家族の立場から身内の者を精神科で受診させる場合
最初に受診を拒むケースが多いと言う事
それによって初期治療が大幅に遅れる場合が多いと言う事
病気の本人が病気だと自覚できないケースがほとんどだと言う事
また、脳内のドーパミンの過拡散が病状を引き起こしていると考えられている事など
私が知っている情報からいくつか細かな部分の説明までしてみました。
そして弟に、脳内の情報伝達部分に不具合が出ている可能性があるからそれを心配しているんだと。
家族として放っておくわけには行かないと。

このような事を本格的な治療開始前の段階から話す事はまずい事なのかもしれません
医者の立場からすると初期治療の妨げになるのかもしれません
ですが、私はあえて弟に真実を教え正面からぶつかって行くつもりで話しをしました。
弟もこの話を黙って聞いていました
病気と言う事にほんの少しでも気を向けてくれるといい思ったからです。
このような話をした事が良かったのか悪かったのか、その結果はまだ出ていませんが
弟に何かを感じてもらえるといいのですが。。。

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停滞

弟への説得は停滞しています。
弟自身も「訴える。」などの騒動も今の所は納まっているようです。
何度か電話をして様子を見ようとするのですが
弟は早めに電話を切ろうとします。
「ちょっと今忙しいから。」とか「風呂沸かしてるとこだから。」とか「トイレに行きたいから。」などと理由をつけて長く話そうとしません。
病気の話を持ち出してくる事へ警戒しているのかもしれません。
こうなるとやはり離れて暮らしている事での不安が増すばかりですが、なかなか良い手立てが見つかりません。
進展が無いままの状態でしたのでここのブログもなかなか更新できないでいました。
その間にも、何人かの方からメールなどを頂きました。
温かい言葉で励ましてくださったり、私と同じような悩みを抱えている方からの話を聞かせてくださったり
時には一刻も早く病院へ連れて行くようにとの厳しいご意見も頂いたりしています。
全て私の為、弟の為に言ってくださっているのだと真摯に受け止め、適切に対処していきたいと思っております。
なかなか良い結果が出せないで居ますが、何とか頑張って行きたいと思いますので宜しくお願いいたします。

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その後の様子

前回の書き込みから何日も経ちますが、なかなか書き込む事が出来ないで居ました。
と言うのも、弟の考えがやはり良くない方向へ戻りだしているからです。

前回の約束では、一ヶ月だけ服薬を中断してその間に被害に遭っている証拠を見つけたいというもので、もしも証拠が見つからなければまた薬を飲み続けるという約束だったのですけどね。

私も様子を知るために時々電話をして弟の様子に注意していました。
弟の病気の様子としては、変な事を言われたりする事はあまり無かったと話していました
おそらく薬の効果がまだ少しは残っていたのかもしれません
ただ、やはり監視されているような違和感や自分の考えた事が相手に知られていると言うような思考の盗聴のような感覚はあるようです。
そしてやはり東京で一人で生活している事で自分なりの考えが強く出てきてしまって、自分は病気ではないので薬は飲まないと言う考えに逆戻りしていっていました

このままだと治療の継続が危ぶまれるために、また私が土日を利用して東京まで説得に行ってきました。
約束の一ヶ月がもうすぐだったのでその前になんとか弟を治療の方向への同意を得ておきたいと思い、弟の予定も聞かず急きょ東京行きを決めて行きました。

その為、弟の会社の通常の勤務予定では土曜日は休みのはずだったのですがその日は運悪く会社の新年会が予定されており仕事も出勤となっていました。

私は土曜日の昼前に東京入りしたのですが、結局一人で時間潰しをして弟の新年会が終わるのを待つ事になりました。
弟も私が来ているので2次会を断って早めに帰ってきてくれました
と、言っても私が急に東京へ来た事にぶつぶつと文句を言ったのは言うまでもありませんが。。。

夜の9時半ごろ弟のアパートに入り、シャワーを浴びてゆっくりしながら色んな話しをしました
そしていよいよ本題を切り出してみました。
病院へ行く事や薬を飲む事をどう思っているのか?
すると弟はもう病院へ行く気が無いと言い、家族の皆へ話をしたために病気扱いをされている事になったので後悔しているような事を言っています。
前回の一ヶ月の約束の事も聞いてみたのですが、そんな事言った覚えは無いと言う始末です。
(覚えていないはずは無いと思いますが、そんな嘘をついてまで拒否したいと思ったのでしょう。)

私から話をする場合は、今後の弟との信頼関係をできるだけ維持していくために弟の話を否定はせず、病気の可能性も充分有ると言う中立の立場で話を進めています。
そして、仮に病気だとした場合にそのまま放っておくとどうなっていく事が予想されるか、ネット上で見かけたいくつかのケースの話を聞かせました。
特に一人暮らしをしているような場合は病気の本人が治療に積極的にならないとどうしようもないと言う事を懸命に言い聞かせましたが、治療拒否の姿勢を覆す事は出来ませんでした。
ただ、私の話を否定する事は無く黙って聞いてはいましたが、弟にしてみれば急に病気の話を押し付けられてきた事に混乱しているようなニュアンスの話もしていました。
今までは、被害的な事で悩んでいたのがさらに自分が病気だと言われ出したことで余計な悩みが増えたような混乱のようです。
弟の立場になってみれば、そう思うのも無理は無いのかもしれません。

私にも大きな誤算がありました
弟をどうにかして病院へ連れて行きさえすれば、治療を開始して服薬の継続は出来るもの!
と思っていたのが間違いだったようです
もちろん、病院へ連れて行きさえすれば治療を継続させられる場合も大いに有るでしょう
ただ私の弟の場合は、そう上手く行かなかったという事のようです

改めて病院での受診の説得をしなければならなくなったようです。
ただ、病院で診てもらって薬は飲んでみたという経験は残りますのでその事を今後の説得の重要なカギとして生かして行きたいと思います。


このような経過になってしまった事でこのブログの更新も出来ずにいました
結果的に見るとせっかく受診させたのに悪い対応の仕方で治療の継続が出来なくなってしまったというケースになってしまいました。
この事をブログで公開するのは、私と同じようになんとか受診させる手立てを探しておられる方々が見られた場合にますます不安を与える事になるような気がして。。。
それで、このブログを継続するのはほかの皆さんに悪影響を与えるのではないか?と。。。
ブログの削除まで考えていました。

ところが、たまたま立ち寄られた方からメールや非公開でのコメントを頂きました。
ご家族が同じような病気で色んな苦労をされている様子や、私への励ましの言葉も掛けて下さいました。
本当に嬉しく思います。
この場にてお礼申し上げます
「有難う御座いました。」

私以上に色々とご苦労されている方々が大勢いらっしゃるんですね
くじけそうだった私の気持ちがまだまだ甘いものだったと痛感致しました。
まだまだ説得の手段は無数にあるはずですね
これからも負けずに頑張っていきます。

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2回目の診察

12月9日(土曜日) 弟の2回目の診察の日でした。

数日前の電話で、治療にかなり否定的で怒っているような様子だったので当日はどうなる事かと心配していました。
ところが当日の朝、空港まで迎えに行くと弟の様子は意外なほど穏やかで普通に話が出来ました。

空港から病院へ直接向かったのですが、車中で弟の様子や薬についての話をする事が出来ました。
医師に自分は病気ではないと告げる気持ちは変わっていなかったようですが、電話の時のような激しい口調ではありませんでした
薬の事も聞いてみたところ、意外な事にきちんと飲んでいたようです
一日だけ風邪気味の日があって飲まなかったと言いましたが、それ以外は朝晩1錠づつ決められたように服用していたようです
薬の残りも見せてくれましたが、5錠残っていました
2錠が風邪の日の分で2錠が余分に一日分多かったもの、あとの1錠はこの日の朝の分がバタバタと空港に向かったため飲む暇が無かったので飲まなかったと言って「今から飲んだ方が良いか?」と尋ねてくるほどでした。
薬を飲みだして何か変化は無かったか?と聞いてみたところ
余計な考えをする事が少なくなったと言っていました
これは薬の効果が良い方向に出たものだと思えます
詳しくは言いませんでしたが、おそらく妄想のようなもので色んな考えがゴチャゴチャ出てくるものが少なくなったようなニュアンスの話でした
薬の効果のデメリットとして、寝つきが少し悪くなったのと仕事中の集中力やとっさの反応が鈍くなったような感じが有るとも言っています
これに関しては私もかなり気になります
私の仕事も弟の仕事と似たような感じがあるのですが、反応が鈍るとミスが出たり下手をすればケガの心配も出てきますので気になる所です。
弟もこの事を気にしていて、それで薬の継続を嫌がっているようなところもあります
治療を継続していくとなると、もっと薬の量も増えていくでしょう
そうなると益々反応が鈍る事になるだろうし、ケガの心配も出てきます
またもや難しい問題が出てきてしまいました。。。

そうこうしてるうちに病院へ到着し受付を済ませ診察となりました。
この病院は土曜日の診察だけは交代で出てきている医師が受け持つ事になっていて精神科の担当医も病院側の都合で誰がなるのか決まっていないと言う事です

弟の診察を受け持った医師も前回の女医さんではなく、若そうな男の医師でした
薬を2週間ほど飲んでみての変化などの質問が出て、弟も余計な考えが減った事や集中力の低下等気が付いた事柄を話していました
前回の初診の際の簡単な問診だけで病気と判断された事に納得がいっていないとも話しました。
医師からは、色んな出来事とは関係なくその個人を対象に診断するテストもあって、それによって出た結果から治療をした方が良いとか判断する事も出来ると言う説明を受けていました。
医師から、犯罪被害にあっている事(妄想で感じている事)の変化は無かったか?との質問に弟は被害が減っていると答えましたがそれは相手側に自分の考えが判ってしまっているので病院へ行ったことで相手が警戒して減っているのであって薬が効いて減ったとは思えないと答えていました。
医師からは何が原因で減っているのか詳しくは判らないかもしれないが減っていると言う事は良いことなので、普通は良かった時のパターンを続けていくと言うのが普通なんですと説明されましたが弟もなかなか聞き入れようとはしませんでした。
また、被害に遭う事によって精神的に苦しい思いをするのを和らげるためにも薬は大事だとも言ってもらいましたが、弟は苦しいとは感じていないと反論するし、私が口を挟んで苦しいから裁判を起こそうとしてるんじゃないのか?と尋ねると、頭にくるから裁判をしたいのであって苦しいのとは違うと言ってこちら側の言葉をかわして来ます。
こんなやり取りが何回も続き堂々巡りとなってしまいました
医師からは、このままだと仕事や生活に支障がきたす可能性があるので薬は必要だと説明されましたが
弟は薬のせいで仕事に支障が出ていると言い薬の継続を拒否したい考えで居ます。
病気かどうか調べるために性格テストの話もしてもらいましたが、それを受けるにはしばらく薬を止める事が条件だと反発してくる始末でどうにも言う事を聞いてくれませんでした。

結局、医師からは薬の継続は必要だと言われましたが、飲む飲まないは自分の判断だし家族と相談したいと言う事で診察は終わってしまいました。

家に帰る車中で弟と話し合いをしまして、弟の意向としてはしばらく薬を止めて様子を見て被害の証拠を掴みはっきりさせたいと思っているようでした
私からそのしばらくとはどのぐらいの期間かを聞いた所
1ヶ月ぐらいと言う事で、その間に証拠などが掴めなかったら薬を飲む方向で考えるという約束でようやく合意しました。
もちろん、何か証拠を掴んだ場合や弁護士や警察に話しをしに行く前に家族へ連絡する事を約束させた上でですが。

この話の間で、私たち家族の者は薬を飲んだ方が良いと思っているのか?と聞いてきましたので、被害の話を否定するわけではないが病気の可能性も充分考えられるし、病気だとした場合は悪くなっていかないうちに治療を始めるべきなので薬を飲んでもらいたいという気持ちを伝えました。
車中では弟の様子も病院の時とは違って割りと穏やかで私の話もすんなりと聞いている様子でした。
私の印象では、弟も考えが揺れているようで治療に関してどんな事があっても拒否する態度ではなく、不本意ながらも治療に合意する気持ちも現れ始めているような様子だと感じたのですが
まだ被害が現実のもので証拠さえ掴めば治療しなくて済むという考えも捨ててはいません。

私が考える最良の道は、弟が薬を飲み続け仕事もそのまま続けるというものですが、薬と仕事の両立は難しいかもしれません。
どちらも弟の将来にかかわる事なのでじっくり考える必要があります。

今回の受診でまた2週間分の薬をもらってきていたのですが、弟に一ヶ月は飲まなくても良いという約束だから飲まなくても良いけど飲みたくなったら飲むようにと東京へ持って帰るように言ってみた所、うなずいてすんなりと持って帰りました。
一ヶ月は飲まないからいらないと言うのかと思っていたのに?
もしかしたら薬の有効性も感じているのかもしれません。

今回の結果はこのようなものになってしまいました
まだまだ家族の不安は消えそうにありません
注意して様子を見ていきます。

テーマ:統合失調症 - ジャンル:心と身体

迷い

今回の弟の受診とその後において、色んな方からコメントやメールにて、ご意見や励ましの言葉を頂きました。
私自身にも、勇気付けられ貴重な情報として役立っています
この場を借りてお礼申し上げます。有難う御座います。

弟の事を今後どうしたら良いか?
非常に迷っております
入院の手段を取って充分な治療を受けさせる事が良いのか?
もうしばらく様子を見ながら地道に治療の同意を確信させる方が良いのか?

病気の回復だけを考えれば、通院治療を拒否するようであれば入院させてでも治療を開始させるべきでしょう
しかし、入院させるとなると、おそらく弟の職場からは解雇されてしまうでしょう
弟が今まで色んな苦労をして積み上げてきた地位を私たち家族の判断で消し去ってしまう事になります。
現時点で弟が仕事に支障をきたしているようであれば入院させる事に迷いは無いのですが、今の所弟は仕事を真面目に頑張っています
この努力を奪い去る事には家族も躊躇しています
弟ももう40を過ぎていますし今さら再就職となるとかなり厳しい現実が迫ってきます

現状を一歩引いた目で見てみると、弟は発症してから20年以上も経過しているわけで、今ここで焦って本人の意思に反して治療に結びつけるのがほんとに良いことなのか?
弟の将来的な大きなマイナスを考慮したうえでも治療を最優先すべきなのか?

家族にとって、極めて難しい選択を迫られています。

テーマ:統合失調症 - ジャンル:心と身体

病識がないのが問題です。

治療開始から1週間以上経ちました。
できるだけ電話で弟の様子を伺っていますが
今日の電話の様子だと治療継続に怪しい雰囲気が出てきています
薬は飲んでいると言っていますが自分が病気だと言う事は全く認めようとはしていません
医師の診察の簡単な問診だけで病気だと決め付けられた事に怒りすら表すような言葉を出しています
次回の診察で自分は病気ではないと医師にはっきりと言うつもりで居ます
医師の誤診だと言う言葉も出しています

また母親にあんな頼みをされたら縁を切る!とも言っています
それほどまでに本人も混乱しているのでしょう。

私としてもこれをどう説得して行ったらいいか?
答えが見つからず悩んでいます。。。

http://human.sakura.ne.jp/bbs/mibbs.cgi?mo=p&fo=kzk2&tn=0008&rn=100
こんな所での意見も参考にはしていますが、やはり家族がなんとかするしか無いようです。
(19番目からの金太郎さんの投稿内容は感動的でした。)

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4791105443/ref=pd_rvi_gw_3/503-3529588-2409561
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4805826185/ref=pd_rvi_gw_1/503-3529588-2409561
このような本も注文してみました。

12月9日の再診の日までに対応の仕方を考えて見ます。

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